帝京大学トップの凄絶パワハラ音声を入手! 「お! ま! え! が! やった!!」「刑事訴訟さ、やってやる!」

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「刑事訴訟さ、やってやる!」

 同じ帝京大学グループの仲間を「犯罪者扱い」する佳史氏の罵詈雑言は続いた。

佳史氏「知らなくない! お前がやったんだ!!」

荘八氏「知りませんよ」

 そして、帝京大学グループの“ドン”として、上から目線の命令口調をやめない佳史氏の舌鋒はいよいよクライマックスを迎える。

佳史氏「お! ま! え! が! やった!! お! ま! え! が! やった!! お前がやったんだよぅ!!」

 狂気さえ感じさせる佳史氏の罵声に対し、さすがに荘八氏が「これ、ハラスメントです」と周囲に訴える。すると、佳史氏はさらにエスカレートしていった。

佳史氏「じゃあ、訴えろ!」

荘八氏「訴えることできますよ。これは」

佳史氏「よ~し! よし!! じゃあ100%やってやるぞや」

 東京生まれの佳史氏がどこで「ぞや」という方言を覚えたのかは定かではないが、もはや荒ぶる感情を制御することができない彼は、ついに禁断の言葉を口に出す。

「受けて立つ!! 刑事訴訟さ、やってやる!」

 学び舎(や)である帝京大学の学長が繰り出した刑事訴訟という“脅し”……。帝京大学グループに通う学生・生徒、そしてその親御さんがこれを聞いたら一体何を思うだろうか。

「兄弟間の話」

 両当事者に取材すると、荘八氏は、

「そうしたハラスメントがあったのは事実ですが、これ以上は申し上げることはできません」

 こう答えるのみ。一方の佳史氏は、

「あくまで兄弟間の話でしたし、私から冲永荘八氏に注意を促す形でもありました」

 と弁明。単なるプライベートな場での兄弟間の会話では通らないことはすでに説明した。また、刑事訴訟をちらつかせることが「注意を促す」と同義だとは到底思えないのだが……。

 パワハラ問題に詳しい田中康晃弁護士の解説。

「荘山学園は帝京大学とは異なる学校法人とはいえ、佳史氏が帝京大学グループの中で“ドン”のような力を持っているのだとすれば、今回の言動はパワハラに類する行為といえるでしょう。また、パワハラである以前に、風説を流布していると根拠なく断定したり、刑事告訴すると脅したりするような発言は、損害賠償の対象となり得る民法上の不法行為に該当します。なによりも、理事会という私的ではない公的な場で感情的に発言すること自体が、教育者である以前に社会人としてアウトでしょう」

 うちの学校のトップはこんな人間だったのか……。帝京大学および帝京平成大学に通う3万人超の学生たちの嘆きが聞こえてきそうである。「帝京魂」とは一体何だったのか、これではCMで私たちを欺(あざむ)いた「帝京だまし」ではないかと。

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