帝京大学トップの凄絶パワハラ音声を入手! 「お! ま! え! が! やった!!」「刑事訴訟さ、やってやる!」
帝京大学の資産は6千億円超
有名声優を起用したこのCMを相当回流しているという事実は、すなわちそれが可能なだけの資金があることを物語っている。
事実、帝京大学の資産は約6363億円と早慶をしのぎ、全大学の中で東大、日大に続く第3位の位置を占めている。帝京平成大学のそれも2133億円で、両大学を合わせるだけで資産は1兆円に迫ろうかという巨大教育機関なのだ。
同グループは「学校法人帝京大学」「学校法人帝京平成大学」など八つの学校法人等で形成されるが、両法人の理事長を務め、「グループの天皇的存在」(帝京大学グループのある教授)であるのが冲永佳史(おきながよしひと)氏(50)だ。帝京大学では彼が学長も兼ねている。
「冲永夫妻に意見できるものはいない」
愛媛県出身の冲永荘兵衛が1931年に設立した「帝京商業学校」を起源とする同グループは、代々、「冲永一族」が取り仕切ってきた。先代の覚えがめでたかった佳史氏が3代目となり、目下、グループ内で絶大な権力を誇るという。それを物語るように、帝京平成大学の学長は佳史氏の妻である寛子氏が務め、「グループ内で『冲永夫妻』に意見できる者はまずいない」(同)とされる。
こうして莫大な資産を誇る巨大教育機関の「長」として君臨する佳史氏は、当然、教育者としての一面を持つ。自身は慶應大学卒業、同大学院修士課程修了である佳史氏は、帝京大学の学長としてこう謳(うた)っている。
「2016年、本学は創立50周年を迎えました。その記念すべき年を越えて次の50年、本学がさらにどのように成長し、その成長力によって社会にいかに貢献していくか。この大きな課題についても、私たちは引き続き思索を重ね、さまざまなプランを打ち出していきます」(同大ホームページより)
しかし、佳史氏が掲げる社会貢献は、残念ながら画餅に帰する可能性が高い。なぜなら、社会貢献には欠くことができない「社会人としての常識」を、悲しいことに学長自身が備えているか疑わしいからである。そう、冒頭の発言の主は佳史氏その人なのである……。
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