キャラ弁教室に格闘ゲームの聖地… 日本人も知らない、訪日外国人の人気スポットに行ってみた
プロが「キャラクターの描き方」を指導
「春ごろから申し込みが多くて、残念ですがお断りしなくてはならないこともある」というほど盛況なのが、マンガスクール中野(東京都中野区)のキャラクターの描き方を教える2時間コース。取材したのは、ベトナム系アメリカ人のデューさん一家。「日本のマンガを読んでいる」という10代の3人娘も両親もマンガを描くのは初体験だという。
プロのマンガ家でもある谷沢直先生が、顔の描き方の基本から、道具の使い方まで英語で教え、生徒5人が思い思いの人物画を描いていく。最後にスクリーントーンにもチャレンジ。出来上がった作品を見せ合う様子は実に楽しそうだった。
格闘ゲームの“聖地”
人気なのは体験型スクールばかりではない。並んでいるのは昔懐かしいゲーム機ばかりという「ゲーセンミカド」(東京都新宿区)も意外な人気を誇っている。ゲーム機の多くは格闘ゲームで、店内ではほぼ毎日トーナメント戦が行われ、その様子が店内アナウンスで実況される。大盛り上がりだ。ゲーム実況をユーチューブで発信したことで世界の格闘ゲーム好きにも知られるようになり、今では格闘ゲームの“聖地”とも呼ばれるようになった。
この日は、フィンランド人のサラさん(21)とアメリカ人のフラッドさん(23)が「ストリートファイター3」で対戦。ゲーム機には50円玉が次々と吸い込まれていくが、二人は勝負の結果に何度も絶叫しながら、楽しそうに対戦を続けていた。
今回紹介したスポットは全て、日本人が訪れても楽しめそうなところばかり。外国人の視点になって“日本を楽しんでみる”というのはいかがだろうか。