神宮外苑再開発で広瀬すずが炎上の理由 再開発反対の立場からは「広瀬さんだってお仕事でしょうし」
イメージに大きな影響
ロッシェル・カップさん本人に話を聞くと、
「企業は、広告に起用した有名人がスキャンダルに巻き込まれでもしたら、彼らとの広告契約を破棄せざるを得ません。そして、ここが重要な点ですが、有名人が企業のイメージを左右するように、企業もまた、有名人のイメージに大きな影響を及ぼすのです」
そう指摘しながら昨年、米国で暗号資産取引所のFTXが破綻し、多くの顧客が巨額の資金を失った際に起きた出来事を以下のように紹介する。
「FTXの広告塔を務めていたテニスの大坂なおみ選手やNBA選手らに対して、ネットを中心に非難の声が上がり、そのイメージに傷がついてしまいました」
本邦でも事情は同じで、
「ツイッターでも“(広瀬すずを)嫌いになった”などという声を多く見かけます。広瀬さんや彼女のマネジメント会社は、物議を醸すような会社と関わり続けることが本当に彼女のためになるかどうか、慎重に考える必要があるのではないでしょうか」
「広瀬さんだってお仕事でしょうし…」
一方で、「明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会」代表の加藤なぎささんの見方は異なる。
「どなたを広告に使おうが、その方自身を問題にするつもりはありません。広瀬さんだってお仕事でしょうし、心の中でどう思われているかはわからないから」
けだし、ネット界隈で針のむしろ状態の広瀬にはありがたい言葉だろう。
三井不動産に聞くと、
「SNSでさまざまなご意見があることは認識しております。丁寧な説明を通じて、計画への理解と共感を得られるように努めます」
また、広瀬の事務所は、
「契約企業の事業に関しては、お答えする立場にございません」