神宮外苑再開発で広瀬すずが炎上の理由 再開発反対の立場からは「広瀬さんだってお仕事でしょうし」

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 三井不動産といえば、毎年、学生の人気就職企業ランキングに名を連ねる総合デベロッパーの雄である。だが、そんな名門企業に昨今、逆風が吹いている。その余波は、当代随一の人気若手女優でさえもよけるわけにはいかなかったようだ。

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 三井不動産の社員の年収は、平均で1200万円を超える。高給の源泉となるのは、基幹事業のオフィスビル賃貸業。それに加えて、「ららぽーと」「東京ミッドタウン」(六本木)等の大規模な商業施設の開発事業でも、大きな利益を上げてきた。

 しかし先月30日、米格付け会社大手が突如、三井不動産の格付けをシングルAマイナスに1段階引き下げたと発表。理由については、

〈利益が変動しやすい不動産開発事業の利益比率が高まっている〉

 と説明。主要事業にケチがついた格好なのである。

広瀬すずまで標的に

 もっとも、暗いニュースはそれだけにとどまらない。

「目下、約60名の住民が、東京・明治神宮外苑地区の再開発事業を認可したのは違法だとして、都を相手に認可取り消しを求める訴訟を提起しています。その第1回口頭弁論が、6月29日に開かれました」(社会部記者)

 原告の一人で経営コンサルタントのロッシェル・カップさん(59)は法廷で、

「歴史的に非常に公共性の高い特別な場所で再開発が強引に進められていることに、大きな疑問を感じる」

 と意見陳述したのだが、彼女たちの闘争の場は法廷だけではないという。

「彼女たちはツイッターで、“#三井のすずちゃんを開(ママ)放しましょう”というハッシュタグを拡散したのです」(前出・記者)

 三井不動産は再開発の代表事業者だ。その広告塔で、「三井のすずちゃん」CMシリーズに出演中の広瀬すず(25)も、“標的”になっているというのである。事実、ネットには広瀬に対する、「(CMを)降板して」などの声が溢れている。

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