米国がウクライナ軍にクラスター弾供与で、ワイドショーのコメンテーターが浅はか過ぎる発言 「彼らに苛酷な現実は見えていない」
駐日大使の指摘
先に触れた「大下容子ワイド!スクランブル」で、田中氏と増田氏は7月11日から13日までリトアニアで開かれたNATO首脳会議に言及した。
田中氏は、アメリカのジョー・バイデン大統領(80)が首脳会議でクラスター弾の使用について「説明するのも非常に難しい」と予測し、増田氏は「しっかり話し合ってほしい」と訴えた。
だが、NATO首脳会議は12日に終了した。20日現在、アメリカがNATO首脳会議でクラスター弾の供与について理解を求めたにもかかわらず、各国が猛反対したという報道は確認されていない。
ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相(68)は11日、対抗措置として「クラスター弾と同様の武器を使わざるを得なくなるだろう」と述べた。だが、ロシア軍が緒戦で非戦闘員にクラスター弾を使ってきたのは前に見た通りだ。
読売新聞オンラインは7月13日、「バイデン大統領『NATOはかつてなく強く結束』…ゼレンスキー氏、クラスター弾供与に謝意」の記事を配信した。
記事によると、NATO会議の終了後、バイデン大統領はゼレンスキー大統領と会談。ウクライナへの支援について《「我々は揺るがない。今日も明日も、必要な限りずっと、自由のために立ち上がる」》と強い決意を示した。
ゼレンスキー大統領はバイデン大統領にクラスター弾の供与について感謝を示し、《「ロシアは当初からクラスター弾を使っている。今回の決定は我々を救うことになる」》と述べた。
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