島田紳助が全てを語った! 「広末さんの問題とかは……」「ガーシーに褒められるのは迷惑な話」

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「地上波は面白くなくなるわ」

 2011年に芸能界を引退し、表舞台から姿を消した島田紳助(67)が今回、「週刊新潮」の単独インタビューに応じた。広末涼子の不倫騒動についての見解から、ガーシーこと東谷義和氏との関係まで。縦横無尽に語り尽くした「島田紳助全告白」、その内容とは――。

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 芸能界から去って以降も、紳助は週刊新潮に何度か登場したことがある。ただし、彼の独占インタビューを最後に掲載したのは、「雨上がり決死隊」の宮迫博之らによる「闇営業問題」が発覚した19年だから、4年ぶりの肉声ということになる。果たして紳助の目に今の芸能界はどのように映っているのだろうか。

 直近の芸能界の話題については――。

「広末(涼子)さんの問題とかは、一般人と同じように軽く見とるだけやけど。へえー面白いなって。当事者とか周りは大変かもしれんけど、みんな面白いって思って見てますよね」

 と、まずは「一般人」としての感想を語る紳助。だが、続けて彼の口から出てきたのは芸能界の現状に対する憂いだった。

「でも最近、芸能界の大手の人と喋っててんけど、今もう浮気と覚醒剤が同じくらいの罪やんか。びっくりやろ。ほんで芸能界全体にお金がないから、ギャラも安いやん。もらえるお金が少なくて、女の子とも遊べへんのやったら、なり手がいなくなってくるんちゃう? 優秀な人材がいなくなってくるんちゃう? かわいそう。やっぱ地上波の規制が厳しくなってくるやんか。ごく少数の、ネットの落書きみたいなん気にして。あんな便所の落書き気にしすぎて、これ言うたらアカン、あれ言うたらアカン言われるねんから、地上波は面白くなくなるわ」

ガーシーとのうわさについては……

 現在のテレビのあり様を嘆く紳助は、別のメディアに注目していると言う。

「だからYouTubeのほうが、絶対面白いもんね。99.9%しょうもないけど、中にはこの子良いよな、っていうのいるよね。僕が見てんのはね、『バッパー翔太』っていうのがおんねん。最近アジアを旅してんねんけど、タトゥー入れてちゃらそうなヤツやねん。でもちゃんといろんな国、正確にレポートしてくれんねん。あとは、『まいろ船長』。新潟の糸魚川の漁師やねん。お店もやってるから去年、キャンピングカーで会いに行こう思たけど、台風で行けなくなってな」

 そして紳助の話は、自身とあの“問題児”との関係へと移っていった。暴力行為等処罰法違反などの容疑で逮捕されたガーシーこと東谷義和容疑者である。

「YouTubeといえば、東(ガーシー)もまともなことしたらよかったのにね。ちゃんと芸能レポーターしたりね。東が僕に動画のこと相談しとった、みたいなうわさがあるようやけど、迷惑な話やわ。ありえないです。そんなことして僕、何の得があるんですか? 損しかないですよね。僕、彼に連絡したことはありますよ。名前を出さないでくれって。僕は彼の動画見たことないですけど、見た人から聞くと、僕の悪口言ってないらしいですね。でも褒められるだけでも迷惑な話ですわ。そしたら『わかりました、すいません』とのことでした」

 ガーシーとのやり取りを明かした紳助はこう続けた。

「一回ね、東がね、『何某さんっていう紳助さんと仲いい人のこと喋っていいですか』って連絡してきたことあるんですよ。でも僕は(ガーシーの活動とは)関係あらへん、と。全く賛同できない、とは言ったけど。一回そういうことがあったから、東が僕に相談してるとか言われてんのかもしれへん。ガーシーに言われそうやから止めてもらえませんかって僕に頼ってくる人もいたんですよ。いや、ほんま関係ないし、なんやねんって話ですよ。そんなん止める力もないし、僕に言われても知らんよって」

「名前出されて、褒められると仲間やと思われるやないですか」

 ガーシーとしての活動を始めてからの彼は、紳助の抱いていた印象とは異なる人物になっていたようだ。

「ほんまに東から相談されとったとしたら、(楽天会長兼社長の)三木谷(浩史)さんはやめときやって言いますわ。そんな権力者はやめときって。でも僕、ガーシーの仲間やと三木谷さんに思われたら恨まれるやんか。もし三木谷さんに会ったら笑顔で接するようにせんと。そんな強い人に逆らわへんタイプやから。東とは年に1回会うくらい。会わない時は2年も会わなかったし。にこやかでいい青年て感じでしたよ。だからあんなことしてビックリですわ。いいヤツのイメージしかなかったんですわ。東が僕について言及してるってネットニュースで見た時へこみましたもん。名前出されて、褒められると仲間やと思われるやないですか。東には刑期を終えて、真人間になって帰ってきてほしいね、いつか」

 7月20日発売の「週刊新潮」では、現役時代に一番お世話になったという和田アキ子への思い、ダウンタウンの松本人志とオリエンタルラジオの中田敦彦との間に起きた“騒動”に対する複雑な心境、さらには先頃亡くなったばかりの上岡龍太郎との秘話など、4ページにわたって「島田紳助独占告白」を掲載する。

週刊新潮 2023年7月27日号掲載

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