台湾で日本をテーマにした宿泊・観光施設が増加 100万円で造った鳥居の効果
入口には本格的な朱塗りの鳥居、傍には願いごとが書かれた絵馬を吊るすスペース。そしてうちわを片手に浴衣を着た女性たち……。どこかの日本の神社の夏祭りを思わせる風景だが、ここは初夏の台湾南部、高雄市の山あいに昨年末に開幕した「千野村」(チェン イエ ツン)というアミューズメントパークだ。
「千野村」のサイトを覗くと、「浴衣で卒業記念写真祭り」などと銘打ったイベント案内。そしてトンカツ、たこ焼き、焼き魚定食など提供する和食の紹介が掲載されている。この施設のなかで、日本を歩いているような感覚に浸り、和食を楽しんでもらおう、というコンセプトのようだ。...