「必死になって屁の音を探して…」 ミルクボーイ・駒場が「ラジオの全てが詰まっている」と語る神回とは?

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ラジオにしかない特別感

 中学生の頃から大のラジオフリークだというミルクボーイ・駒場が最も愛する番組、そして「ラジオの全てが詰まっている」と語る神回とは?

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 ラジオはめちゃくちゃ面白い。

 イヤホンから聴こえてくるパーソナリティーさんの声は、テレビで聴くより少しこもった感じ、テレビで聴くよりトーンが少し低い感じ、でもテンションが低いということではなく、違うスイッチを入れているような感じ。特別感がある。

 声以外の情報が何もなく、想像するのも面白い。今でこそSNSなどで放送前後の動画やラジオブース内の写真など見られることが多くなったが、昔はそんなのも無かったの。だから話を聴きながら、ラジオブースの空間を頭の中で勝手に想像して楽しめた。

 僕は中学からラジオを聴き始め、今も移動中やちょっとでも時間がある時はラジオを聴いて楽しんでいる。一番聴いたのは松本人志さんと高須光聖さんの「放送室」だと思う。ほぼ全話録音してずっと聴いていたしCDセットも買ったし、今でもよく聴く。

忘れられない「放送室」の神回

 なのでラジオの神回は?となると「放送室」からと思ったのだが、全回すごすぎて、まず選ぶというのがおこがましい。それでも悩みに悩んでひとつ挙げるとすると「松本さんの屁の臭さに高須さんがラジオブースから飛び出してしばらく放送できなくなる回」かなと思う。

 流れでいうと、お二人が普通にトークをされていて、急に高須さんが「今の音録れたかなぁ?」と松本さんの屁の音に気付く。

 そして松本さんが「お腹がぷくぷくしてたから、これは結構なもんやで」と言い高須さんが「大丈夫かなこれ」と言いながらブース内をじわじわ侵食する屁を二人でかぎ回る。「今日のはいてるズボンがゴムやから」と言う松本さんを高須さんが「ズボンのゴムのところ開けるのやめて」と制するところで屁がブース内に完全に充満し高須さんが「くっさ! これあかん! メタンガスや!」と言い逃げ回る。そしてブースの外に向けて「長谷川! 開けていい!?」扉をガチャッと開けると外のスタッフさんの笑い声も聴こえてくる。

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