フジテレビは10月から21時もドラマ枠に…イケメンと美女の恋愛モノになる可能性大と言われる根拠

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ベスト5にフジが3作品

「局別の個人視聴率で見ても、トップ争いをしているのは日テレとテレ朝で、3位がTBS。フジは4番手が定位置となり、テレ東にまで迫られている状態です」

 そんな状況で、制作費のかかるドラマを量産して大丈夫なのだろうか。

「もっとも、視聴率で番組の善し悪しを図る時代ではなくなりました。視聴率では4位のフジですが、TVerを中心とするAVOD(広告付き無料配信)では断トツの1位と絶好調です。例えば、5月第3週(15~21日)を見ると、1位『あなたがしてくれなくても』(第6話)の見逃し配信は411万回再生、2位『王様に捧ぐ薬指』(第5話・TBS・火曜22時)の305万再生を大きく引き離しています」

「あなたがしてくれなくても」は昨年10月期の「silent」と同じ木曜22時の枠だ。

「川口春奈が主演した『silent』第4話の688万回再生は、民放ドラマの見逃し配信の歴代最高記録です。これに味をしめたフジは、視聴率よりも見逃し再生に舵を切ったと見られています」

 AVODは無料で視聴することができ、テレビ局としても広告付きだからの収入になる。

「『あなたがしてくれなくても』は『silent』に次ぐ再生回数を記録していますから、フジの狙い通りと言っていい。また、キムタクの『教場0』は視聴率では2桁を切ったものの、AVODでは250万再生と3位につけている。一方、視聴率トップを走る『ラストマン』は4位の200万再生前後で、視聴率では5%前後の『わたしのお嫁くん』に並ばれています。つまりベスト5の中にフジが3本も入っているわけです」

 AVODで再生回数を増やす方法でもあるのだろうか。

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