元NHK武田アナが民放で評価されない理由 年間1億円の高額ギャラでも視聴率は3%台

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 公共放送を飛び出した、二人のフリーアナウンサーが明暗を分けている。

 テレビ担当記者が言う。

「“勝ち組”は神田愛花(43)です。先日、テレビ放送に関する調査・測定会社のニホンモニターが〈2023上半期テレビ番組出演本数ランキング〉を発表しました。そこで彼女は昨年比で番組出演本数を165本も増やしたことが明らかになった。晴れて〈2023上半期ブレイクタレント〉で1位に輝いたんです」

 昨年、神田の番組出演本数は45本にとどまった。それを今年1月からの半年だけで、一気に約4.5倍の210本に増やしたのである。

「今年1月にスタートした昼のバラエティー番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)で、お笑いコンビ・ハライチの二人(澤部佑、岩井勇気)とともにMCを担当しており、それが数を押し上げました。2位はM-1王者のお笑いコンビ・ウエストランドですが、彼女は二人に30本もの大差をつけています」

天然キャラに切り替え

 神田はNHK時代、バラエティー番組「爆笑オンエアバトル」や、サッカー・ワールドカップのハイライトで司会を務めた。局でも指折りの人気を誇ったものの、12年に退局し、フリーアナが数多く在籍する大手事務所「セント・フォース」の所属となった。

「NHKの出身ということを意識し過ぎたせいか、2~3年はコメントが当たり障りのないものばかりに終始しました。それで仕事のオファーが減り続けたんです。本人は“このままだと仕事がなくなる”と危機感を募らせ、以降は率直な物言いに切り替えたとか。以来、天然ボケ的なトークが“不思議なことを言うけど面白い”とのプラス評価に変わり、持ち前の明るい性格と相まって各局で重宝されるようになりました」

 5年前にはお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀(51)と結婚し、“意外なカップル”と周囲を驚かせた。

「とあるバラエティー番組では“面白い顔の人の奥さん”と称し、ロケ先となる店探しから取材交渉まで自分で担ったことも。『ぽかぽか』の平均視聴率は連日2%台と苦戦が続いていますが、好感度が高い神田の存在感は際立っていますよ」

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