「年少扶養控除を復活させるべき」 産婦人科医・宋美玄が語る出生数減少の理由
100年後の2120年には日本の人口は5千万人を割るといわれている。なぜこの国の出生数は増えていかないのか。2人の子を持つ母親であり、産婦人科医として出産の“現実”を知り尽くす宋美玄氏(47)が語る。
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出生数が減少している一番の原因は、20代から40代前半にかけての「産める世代」の女性が減っていることです。
2016年に約98万人だった出生数がこの6年で2割以上減ってしまいました。この間、何が起きたかといえば、私のような氷河期世代、第2次ベビーブーム世代が40代後半に差し掛かり、出産可能ではなくなったことです。...