「どうする家康」は名作か、それとも迷作か 2つの価値観が頻繁に入れ替わる最大の難点

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 NHK大河ドラマ「どうする家康」は視聴率が高まらないまま。一方で内容面は、史書に沿わないところが目立つことなどについて議論百出となっている。この62作目の大河は後世まで名作として語り継がれるのか、それとも迷作なのか。

「どうする家康」における議論は、焦点が合っていない気がする。史書に沿う、沿わないはあまり関係ない。

 名匠・山田太一氏(88)が書いた18作目の大河「獅子の時代」(1980年)では、主人公・平沼銑次(故・菅原文太氏)が架空の人物で、モデルすら存在しなかった。...

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