「偽物のジャージで修学旅行に」「両親のけんかでパトカーが」 中川家・剛がラジオで「幼少期の悲しい思い出」を話し続ける理由

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ラジオで幼少期の話はしたくなかったけど…

 ニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」でパーソナリティーを務める中川家の剛。番組開始当初は楽しい話題をこころがけていた剛が、思い切って悲しい思い出の多い幼少期の話をすると、リスナーから絶賛のメールが――。

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 ラジオを始めた頃は、楽しく笑いの絶えない番組にしようと心がけていた。

 毎週のことなので、話が尽きかけることもあったが、なんとか続けていた。楽しいこと! 面白いこと! そればかり頭の中で考えてしまう。そしてある日、とうとう話がなくなってしまった! そんな時、相方(弟)の顔をみてなぜか幼い頃を思い出した。

 それまではそんなに幼少の頃の話をじっくり話すこともなかった。というのも悲しい思い出が多いから……。ラジオだとそれがよけいに伝わる気がしていたし、楽しくないし……。だけど思い切って話し始めた。

悲しい思い出に「涙出るほど笑った」「元気でた!!」

 小学校の時、修学旅行にプーマではなく、プンチという偽物のジャージで出かけたこと。遊園地を家族で外から眺めただけの日曜日のこと。親父が血まみれの顔で普通に帰ってきたこと。遠足のカバンが親父の使っているカバンで友達に笑われたこと、父と母のケンカがひどくて、パトカーが来たこと。川に友達と遊びに行ったら、ハダカで親父が泳いでいて、酔っぱらっていたこと。

 ありとあらゆる思い出を語り、ため息をつきながらラジオで、「悲しい思い出です」と締めくくった。するとラジオにたくさんのメールが届く。「楽しかった」「涙出るほど笑った」「中川家のお父さん、お母さんに会いたい」「面白い元気でた!!」「それが中川家を誕生させたんだ」など。悲しいと思っていたことがラジオを聴いているリスナーにとっては、楽しい話だった。

 正直楽しい話だとは、思っていなかった。思わぬ反応に少し驚いた。

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