「あまりにお尻と脚がきれいで女性かと」 札幌頭部切断持ち去り事件、被害男性の殺害直前の様子をイベント参加者が明かす
捜査は難航
そのいでたちもあって、男性の周囲には常に参加者が群がっていたといい、
「お立ち台を離れて小さなフロアに移った時、あごのラインや肩幅、170センチ以上ある身長からようやく男性だと気付きました。詰め物を入れたらしい胸の膨らみも、終盤では微妙にズレていましたね」(同)
束の間の非日常を味わった後、男性は週明けの3日には通常通り出勤する予定になっていた。先のデスクが言う。
「現在、札幌中央署の捜査本部は異例の240人態勢を組んでいます。犯人はディスコイベントの参加者ではないとみられますが、今回に限らず男性は、週末にしばしばススキノまで“遠征”して飲食店などのイベントに参加しており、SNSなどでの交友関係を洗う作業が困難を極めている。また、被疑者の足取りも防犯カメラで追い切れておらず、閉塞感が漂っています」
男性の3歳上の姉を訪ねると、その夫が代わりに、
「妻は体調を崩して出られません。警察からも、何も聞いていないのです……」
言葉少なに、そう答えるばかりだった。