「あまりにお尻と脚がきれいで女性かと」 札幌頭部切断持ち去り事件、被害男性の殺害直前の様子をイベント参加者が明かす
“今度一緒に走ろう”
一方で先の知人は、
「近くに住む両親はいずれも認知症を患って施設に入っており、彼やお姉さん夫婦が時々、実家の掃除に来ていました。先月も、生垣の剪定(せんてい)をする彼の姿を見かけました」
最近では、休日に趣味のバイクを手入れする姿も見られていた。高校時代の同級生によれば、
「男性は当時から原付に乗っていて、4年前にも『アクセスサッポロ』で開催されたバイクフェアで会いました。“ネイキッドバイクが好きで一人で走っている”と言うから“今度一緒に走ろう”と誘ったのですが、その機会はありませんでした」
「あまりにお尻と脚がきれいだったので…」
そうした暮らしにあって、男性には家族に秘めた“もう一つの趣味”があった。今回のイベントでは銀色のへそ出しコスチュームでマニキュア、メイクを施すなど「女装」で参加する姿が目撃されていたのだ。
「70~90年代の音楽を聴きながら踊るイベントで、コロナの影響もあって開催は4年ぶりでした」
とは、当日参加した40代の女性である。
「会場はホテル5階のイベントスペース。DJブースの前がダンスフロアで、それを挟むようにお立ち台が二つありました。音楽はユーロビートから70年代のソウル、『ナイト・オブ・ファイヤー』というパラパラの代表曲もかかっていました」
参加者は50~60代がメインで、ボディコンやバレエのチュチュを着た女性からドラァグクイーンまで色とりどり。中でも、男性は際立っていたという。
「ロビーでお酒を手に談笑しているのを見かけました。面識はなかったのですが、ブリーフパンツ姿で電飾をつけたリュックが光っていて、ひときわ派手だったのを覚えています」(同)
別の女性も、
「お立ち台でリズムに合わせて踊る彼の姿を間近で見ましたが、あまりにお尻と脚がきれいだったので、最初は女性なのかと見間違えました。『NASA』のワッペンをつけたコスチュームは宇宙飛行士をモチーフにしていて、背中のリュックは生命維持装置を模したのかなと思いました」
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