大谷翔平“規格外”の活躍で思い出す「野茂バッシング」 日本を覆う“他人の挑戦をバカにする”空気感の正体

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 タレントの中山秀征さんが、「週刊新潮」(6月29日号)の連載コラムで触れていたことは非常に重要なので、私も書いてみる。中山さんは、芸人・とにかく明るい安村さんがイギリスのオーディション番組で大ウケしたことを受け、「海外で活躍する日本人」が今や当たり前になったことを描く。だが、1990年代中盤頃は、日本の芸能人が海外進出することを冷笑する向きがあったと言及。そして、野球についても以下の振り返りをする。

<今では信じられない話ですが、94年に野茂英雄さんがメジャー挑戦を表明した時、マスコミやOB、ファンまでもが「わがまま」「通用するわけがない」と非難し、「野茂は痛いヤツ」と笑われる雰囲気がありました。...

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