「お互いの恋人同士のトークを生放送」 ラランド・ニシダが明かす“イカれた演出”の舞台裏
「うるせぇ」けど「かっけぇ」
ラジオ好きで知られ、自らもTBSラジオ「ラランド・ツキの兎」に出演しているラランド・ニシダ。そんな彼が語る、リスナーとして最も記憶に残っている「神回」、そして自分の番組が最も神回に近づいた瞬間とは――。
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わたしがラジオを聴き始めたのはいつ頃だろうか。
LFの「オールナイトニッポン」、QRの「アニスパ!」、KRの「JUNK」など。どれも中学生の頃には聴いていた。
今現在、ラランドは地上波のラジオ番組を持たせていただいている。だからわたしは放送局のことを謎の2文字のアルファベットで呼ぶ。こうすることで業界の人間であるという雰囲気が漂い、なんとなくかっけぇ。このエッセイもどことなく締まって見える。うるせぇと思われるリスクもあるけど、やっぱりかっけぇと思ってしまう。
KRことTBSラジオで現在わたくしニシダが出演している番組「ラランド・ツキの兎」。面白ラジオ。YouTubeで過去回絶賛配信中。自画自賛も甚だしいが、なかなか面白いと思っている。
朝起きると腹筋が筋肉痛になるほど…
けれどそんな自己評価甘めなわたしも自分たちのラジオでこの回は神回でした!などとはなかなか言えないものだ。ちなみにわたしが聴いてきたラジオの中で神回として記憶に残るものは伊集院光さんの「深夜の馬鹿力」での先代圓楽(えんらく)師匠のお通夜に行った話だ。お通夜という話の入りにもかかわらず、深夜に声を殺して笑った。朝目覚めてベッドから起き上がるときに腹筋が筋肉痛になっていることに気が付いた。
自分のことになると、これが神回とは言えない。けれど神回に近づいたことならあると思っている。
「ラランド・ツキの兎」2022年8月27日の生放送スペシャル回。番組冒頭約8分間、メインパーソナリティーであるラランドが不在のまま進行した。わたしと相方はお互いの恋人をラジオブースに呼び、恋人同士がトークをお送りした。収録ではない、生放送。痺れるほどのクレイジー。ニシダの彼女とサーヤの彼氏のトークが放送されたのだ。お聞きになりたい方は是非ラジオの公式YouTubeへどうぞ。
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