「沈没船」が眠る海底が“仕事現場” 水中考古学者がUFOのように海の中で動き回る驚きの理由

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 水中に沈んださまざまな遺跡を研究し、人類の歴史をひもとく――それが水中考古学だ。その現場の発見と驚きを描いた『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』の著者・山舩晃太郎氏は、世界各地の海で発掘調査に参加している。今回の舞台は、ギリシャの離島フルニ島。実際の水中での作業の様子をご覧あれ。

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 私が世界各地で潜るのはフォトグラメトリ(※フォトグラメトリとは、画像データを光学スキャンデータとして応用し、デジタル3Dモデルを構築する技術のこと)を行うためだ。...

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