イチロー氏、シアトル開催の球宴に「なぜ姿を見せなかったのか」 WBC制覇でも貫いた大谷翔平に「ノーコメント」の不自然さ

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どれほどのレジェンドでも嫌がる大谷との比較

「今の大谷の二刀流は空前絶後と言える活躍。我々は“生きる伝説”を目の当たりにしている。現役のメジャーリーガー、監督は“世界最高の野球選手”と口をそろえ、エンゼルスでは現役最高の選手と言われた(マイク・)トラウトさえかすむ。どれほどのレジェンドでも大谷との比較となると、自身の現役時代が見劣りしてしまう。イチロー氏がどんなに安打を積み重ねても巧打者ゆえに、なかなか評価が上がらなかったアメリカで、大谷はホームランで高い評価を受けている。自身が口を開くことで、比べられることに抵抗感を抱く気持ちは理解できる」(前出の解説者)

 イチロー氏は日本選手では前人未到のメジャー通算3000安打に到達し、日米通算4367安打を積み重ね、25年に一発当選での米国野球殿堂入りが確実視される。メジャーでの新人王、MVP、そして国民栄誉賞の辞退……、プレースタイルは違えど、野球人としての栄誉は大谷と相似形を描く。そんな不世出の大打者にすら、今や評価を口にすることをナーバスにさせるとは……。

 大谷の規格外のスケールには改めて驚くしかない。

デイリー新潮編集部

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