【衝撃画像】「タワマン窃盗団」ついに逮捕、“黒ずくめの2人組”が侵入する決定的瞬間…“被害者”が明かす「万全のセキュリティ」が破られた理由
疵だらけで見つかった“クマヒラの金庫”
寝室の枕元に置かれていた高級時計の収納ケースからは、ロレックスのサブマリーナーやウブロ、フランクミュラーといった高級時計が10本近く盗まれていたという。同じく部屋から消えた18金のブレスレットに至っては、
「昨年亡くなった父親の形見でした。それに加えて、祖父の形見であるループタイも盗まれてしまった。貴金属だけで2000万円ほどで、現金もあわせると総額4000万円近い被害ですが、それ以上に、家族の形見が奪われたことの精神的なショックが大きかった」
唯一、無事だったのは重要な書類を保管していた“クマヒラの金庫”の中身だけ。とはいえ、「窃盗団が力任せに引っ張ったせいで金庫の取っ手はへし折られていた」(Aさん)のだった。
国内最大手の金庫メーカーであるクマヒラの金庫は高い防犯性能で知られる。窃盗団はそんなことはお構いなく、バールで強引にこじ開けようとしたようだ。金庫の分厚い扉に刻まれた無数の疵からは、執拗かつ粗暴な犯行の様子が生々しく伝わってくる。
Aさんはすぐに地元の警察署に通報し、すでに被害届も提出している。だが、ここで疑問が生じるのは、JRの駅から至近の距離に位置し、高層階では販売価格が2億円を優に超える、セキュリティ対策も万全なタワーマンションが、なぜ窃盗団に狙われたのかという点だ。
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