大谷超えの藤浪晋太郎 「凄いボールを投げるのにどうして打たれるのか?」というアナウンサーの質問に解説者は一言、何と答えたか

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大谷を超えた!

 また、その独立記念日に転がり込んだ5勝目だが、チームトップであることは既報通り。しかし、それだけではなかった。大谷翔平(29=エンゼルス)とのライバル物語にも影響していたのだ。

 大谷がMLBに挑戦したのは18年。その年の投手・大谷は10試合に先発登板して4勝2敗、防御率3.31、奪三振数は63だった。藤浪は勝ち星で大谷のMLBルーキーイヤーの成績を上回ったのだ。

「ペナントレース前半戦を終了した時点で、藤浪が奪った三振数は『47』。18年の大谷は『63』でしたから、あと、16個でこちらも大谷を上回ります」(前出・同)

 繰り返しになるが、藤浪は「大谷の元ライバル」として米国の野球ファンに紹介された。だが、あまりのノーコンぶりから、大谷との同級生物語にも猜疑の目が向けられた。しかし中身はともかく、藤浪が大谷以上の勝ち星をカウントしたのは事実であり、周囲の評価も変わりつつあるという。

 大谷超えを果たした4日、その試合を中継した地元放送局NBCスポーツ・カリフォルニアで、実況アナウンサーと解説者がこんなやり取りを交わしていた。

「ホワイトソックスの選手たちが『藤浪ってどんな投手なんだい?』と聞いてくるんだ。だから、『102マイル(164キロ)の直球を投げて、スプリット、スライダーも投げてくる。だけど、ノーコン。でも、ノーコンだと思って安心していると、ストライクゾーンにズバッと来ることもあるから気をつけろ』って言ってやったんだ」

 解説者のこの言葉を受けて、アナウンサーが「そんなに凄いボールを投げるのに、どうして打たれるんだろう?」と質問した。解説者は一言。

「ミステリアスだな(笑)」

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