最大手「車検のコバック」社長のパワハラ体質に必要な“整備” 精神的に追い詰められ退職者続出
メッセージ70連発
それらが原因で精神的に追い詰められ、体調に異常を来すなどした幹部が続出。この数年で、FC店舗の店長やコバックの執行役員、FC事業本部やIT事業部の幹部ら10名ほどが会社を去った。
「コバック社内では、すべてにおいて社長の承認と決裁が必要でした。各部署の幹部は、決裁を得るため社長のもとを訪れます。その説明が社長の意に染まないと、10秒も経たずに“レベルが低すぎる。ボンクラ以下”などと罵倒される。意見しようものなら、“倫理を学んでいない”“フィロソフィを実践していない”などと一刀両断され、延々と叱責が続きます」
かと思えば、唐突に、決裁を得るには書面化して提出せよ、とのお達しがくる。
「すると後日、社長から電話がかかってきて“書類だけ出して傲慢だ”と怒られる。LINEのメッセージが30連発や70連発で届くことも。このようなことが繰り返され、幹部はみな、精神が擦り切れてしまうのです」
「週刊新潮」2023年7月13日号「MONEY」欄の有料版では、小林社長によるパワハラ行為の実態に加え、法令違反を助長するような発言について詳報する。なお、小林社長は、自身の発言が「パワハラに当たるのであれば、反省したい」などと述べている。
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