佳子さまの別居問題でウソをついた宮内庁 秋篠宮ご夫妻とご姉妹の亀裂を“隠蔽”
うそをついていた宮内庁
さる皇室ジャーナリストが言う。
「遅きに失した説明といい、取ってつけたような“経費削減”といい、これで国民の疑念を払拭したと考えているのだとすれば世間との乖離も甚だしい。そもそも“削減”を打ち出しておきながら、実際に抑えられた金額を答えられない時点で、苦し紛れの弁明と言うほかありません。現実に別居に至ったのは、ご夫妻とご姉妹との間に広がった“亀裂”が大きく作用しているのに、それを糊塗して決着させようとしているわけです」
こうした説明文は、むろん皇嗣職の一存で作成や掲載できるはずもなく、
「これまでわれわれが“別居”について何度尋ねても、皇嗣職は『私的な事柄のため答えられない』と繰り返してきました。それが一転したのは、もっぱら紀子さまが“国民の誤解を解かなければ”と主導なさったからだと聞いています。ところが皇嗣職の対応のまずさもあり、疑念はいっそう深まってしまったと言わざるを得ません」(前出記者)
皇室解説者の山下晋司氏は、
「宮内庁は、佳子内親王殿下がどこにお住まいかは『セキュリティー上の問題もある』ため明かさなかったと説明したようですが、御用地内にお住まいなのですから、それは通用しません」
そう指摘しながら、
「昨年には宮内庁の説明にもとづき、各社が『22年度末にはご一家で引っ越される見通し』だと一斉に報じていました。その説明が今回、虚偽だったと分かったわけです。あいまいな回答をするのとは次元が異なり、皇室のイメージを毀損しかねない大問題だと思います」
当の宮内庁に尋ねると、
「発表をする必要があると考えてから、必要な作業などを経て発表に至ったのが、結果的にこのタイミングとなりました」(総務課報道室)
「ご姉妹の再会どころではなくなる」
まさに火に油を注ぐ失態。先のジャーナリストが言う。
「このままでは、来月にも予定されている佳子さまのペルーご訪問も、悪い形でクローズアップされることになるでしょう。今年は日本とペルーとの外交関係樹立150周年にあたり、現地では多くの祝賀イベントが催されます。かつて19年7月、眞子さんは日本人移住120周年を記念し、ボリビアとともにペルーを訪問しました。南米のご担当は、おもに佳子さまへと引き継がれ、実際に今年3月、佳子さまは中南米諸国との交流行事に出席なさっています」(同)
佳子さまの外国ご訪問が実現すれば、19年9月のオーストリア・ハンガリー以来となるのだが、
「ペルーへのご渡航は米国内でのトランジットが想定され、その際、空き時間を使って眞子さんと会われるのではともいわれています。ただし“別居”の一件が尾を引くようであれば、佳子さまにも厳しい目が向けられ、ご姉妹の再会どころではなくなるでしょう」(同)
いかに国民と向き合われるか──。その点がいま、問われているというのだ。
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