「らんまん」「シッコウ」に出演中の笠松将 なぜかドラマ関係者から今後を不安視する声が

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「TOKYO VICE」の影響

 日テレNEWSは6月1日、「笠松将、個人事務所の立ち上げ発表 前事務所へ『言葉に出来ぬほどの感謝』」との記事を配信。笠松がTwitterに《株式会社ホリプロと、私笠松将との専属契約を終了し、個人事務所の立ち上げを報告させていただきます》と投稿したことを報じた。

《退所に至るまでも、何度も何度も話し合い、最善の選択を、共に考え続けてくれました。言葉に出来ぬほどの感謝と、契約解除を選択した申し訳なさと、それでもやはり、マネージャーと笑ってご飯を食べたり、たくさん喧嘩もしてきたし、何度も守ってもらい、助けてくれたことを思い出します》

 民放キー局でドラマ制作に携わるスタッフは「笠松さんは22年、アメリカの大手エージェントCAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)と契約を結びました」と言う。

「そのきっかけが『TOKYO VICE』だったそうです。撮影現場で渡辺謙さんや山下智久さんと話す中で、強い影響を受けたんですね。また同年にDisney+で配信された『ガンニバル』で柳楽優弥さん(33)と共演し、高い評価を受けました。これで自信を深めたのか、『独立しても俺はできる』と周囲に打ち明けていました」

独立のリスク

 笠松は円満退社を強調し、ホリプロも表立って否定はしていない。だが、今後は自ら“営業”しなければならない。大変な仕事であることは言うまでもないだろう。

「『シッコウ』だってホリプロの営業力で勝ち取った出演です。笠松さんのライバルは成田凌さん(29)や綾野剛さん(41)だったわけですが、2人よりギャラが安く、ホリプロの細かなケアがあったからこそ、民放キー局としては重宝していたわけです。昨年、賀来賢人さん(33)もアミューズから独立しましたが、どうしても仕事は減っています。自分で自分を売り込むというのは、それくらい大変なことなんです」(同・スタッフ)

 ドラマであれバラエティ番組であれ、テレビ局の制作スタッフが「いいものを作ろう」と考えているのは間違いない。とはいえ、営利企業であるのも事実だ。

「大手の芸能事務所には、才能あるたくさんの芸能人が所属しています。視聴率を取るためには、どうしても事務所との付き合いを優先しなければなりません。個人事務所を作って独立した芸能人との仕事は、どうしても後回しになりがちです」(同・スタッフ)

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