「らんまん」「シッコウ」に出演中の笠松将 なぜかドラマ関係者から今後を不安視する声が

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 連続テレビ小説「らんまん」(NHK)と「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(テレビ朝日)の2本に出演したのが俳優の笠松将(30)だ。引っ張りだこの売れっ子ということがよく分かるが、5月31日に個人事務所を立ち上げたことが業界の話題になっているという。

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 笠松は1992年11月、名古屋市生まれ。高校を卒業すると上京し、飲食店で働きながらエキストラに応募する日々だったという。

 2014年頃から映画やドラマの出演が増え、芸能界での認知度を高めていった。当初は芸能事務所AAA(トリプルエー)に所属していたが、17年に鈍牛倶楽部に移籍。19年には映画とドラマの出演が18本を数え、日経エンタテインメントが同年9月号で「20代男優で最多」と報じている(註)。

 20年1月には映画「花と雨」で長編映画の初主演を務めた。担当記者が言う。

「新進気鋭の若手俳優として注目を集めていたのですが、20年4月、ホリプロに移籍しようとしてトラブルに発展。結局、同年秋にホリプロ所属となったものの、少し強引なところがあったようです。例えば、21年6月から笠松さんも出演する『全裸監督』のシーズン2の配信がNetflixでスタートしました。しかし、鈍牛倶楽部に所属していた時に出演契約を結んでいたので、ホリプロは充分な宣伝ができなかったそうです」

 だが、移籍は成功だったようだ。20年以降、特にドラマで重要な役を演じることが飛躍的に増えた。

「22年にはアメリカのHBOとWOWOWが共同制作した連続ドラマ『TOKYO VICE』に出演し、暴力団の組員を演じて話題になりました。アカデミー賞を受賞した映画『インサイダー』などで知られるマイケル・マン監督(80)が製作総指揮と監督として名を連ね、渡辺謙さん(63)や山下智久さん(38)、菊地凛子さん(42)などが出演する非常に豪華な顔ぶれでした」(同・記者)

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