水谷豊が初めて明かす「傷だらけの天使」の忘れられない共演者――風呂場で背中を流し合ったり、化粧と仮装で驚かされたり、交際相手を紹介されたり
水谷豊の出世作は「傷だらけの天使」。ショーケンこと萩原健一の推薦で、彼の弟分を演じることになったのだ。萩原を呼ぶ「アニキ~」のセリフは大流行したが、不良役を軽快に演じきったこの作品で水谷は先輩たちと公私にわたって日々をともにし、俳優としての方向性にも大きな影響を受けることになる。
「こんなに自分の過去を振り返ろうとしたことは一度もなかった」という初めての著書『水谷豊 自伝』(水谷豊・松田美智子共著/新潮社)から懐かしの名ドラマの舞台裏を紹介する。...