「いかにも達郎さんらしい言葉だった…」山下達郎のラジオ発言を関係者が分析してわかったこと

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

ビジネスパートナーの存在

山下:私のビジネスパートナーはジャニーズの業務を兼務していましたけれど、マネージャーでもある彼が一タレントである私にそのような内情を伝えることはありませんでした。(中略)性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許し難いことであり、被害者の方々の苦しみを思えば、第三者委員会等での事実関係の調査というのは必須であると考えます。

――そして、ジャニーズ事務所との関係について

山下:1970年代の末に私の音楽を偶然に聴いたジャニーさんに褒めていただいて、そのご縁で数年後に私のビジネスパートナーが近藤真彦さんのディレクターとなったことから、『ハイティーン・ブギ』という作品が生まれました。その後もジャニーズに楽曲を提供する中で多くの優れた才能と出会い、私自身も作品の幅を大きく広げることができ、成長させていただきました。

――ジャニー喜多川氏への恩や彼が育てたアイドルたちを讃えた後、こうまとめた。

山下:このような私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう。以上が今回のことに対する私からのご報告です。長々失礼しました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 これに対して賛否両論が渦巻いているのだ。「達郎らしい」という声の一方で、「がっかり」という声も――。山下と所属事務所をよく知る関係者はどう見たか。

「いかにも達郎さんらしい言葉だったと思いますよ。彼は東京生まれですから、普段はべらんめえ調のような話し方なんですが、言葉を選びつつ丁寧に話されていたと思います。もっとも、最後の《そういう方々には私の音楽は不要》という件は、スタッフが止めてあげればよかったのにと思いました。達郎さんのファンの間でも、あの一言には反発する人がいるでしょう」

次ページ:切っても切れない関係

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。