再び不倫報道の上原多香子と広末涼子の「多すぎる共通点」 本人も自覚していた「会話ベタ」と「問題解決能力の低さ」
トークバラエティーで際立つ上原さんの「言語化の下手さ」 本人も自覚していた「突き詰めて問題解決ができない」ことの功罪
上原さんといえば、大人気ダンスボーカルグループSPEEDのメンバーとして鮮烈なデビューを果たし、透明感のある美貌で同世代の男性をとりこにしたタレントの一人だ。ただデビュー当時は、グループ随一の美少女として目を引いたもののどこか影は薄かった。ゆっくりした喋り方でどこかトンチンカンな受け答えも多く、90年代という音楽トークバラエティー隆盛時代においては、今一つ爪痕を残しきれなかった印象が強い。「HEY!HEY!HEY!」では特に顕著で、ワンテンポずれて反応しているし声も小さい。「一番やる気ない」と松ちゃんに言われていたくらいである。
しかしSPEED解散後は、ソロアーティスト活動や舞台を中心に、一人でメディアの前で話すことも増えていった。けれども彼女の会話下手さは変わらず、実にMC泣かせだと思ったものである。「テレフォンショッキング」でのタモリさんとや、「HEY!HEY!HEY!」でのダウンタウンとの会話を見ていると、話を広げないのである。「そうなんですかー」「すごいですねー」で終わってしまい、あとはうふふふと笑っている。
恋愛でも会話下手なことには自覚があるようで、「グータンヌーボ」でもその片鱗がうかがえた。「別れようと思ったら相手に言わせちゃうかもしれない」「自分がそういう言葉を切り出すのができない」「突き詰めて問題を解決することができない」と語り、小池栄子らを驚かせていた。別れたいのは自分でも、自ら切り出さないやり方に対しては、「ずるいって言われたことはある」とも話し、「この人と一生いるんじゃないのかな、って感じた時、未来を感じられなくなった時」に別れたくなるのだと言っていた。
逆に言うと、「未来を感じる」関係性にこだわりすぎているのかもしれない。広末さんもだが、「こんなの初めて」と、人生を変える恋であることをその都度求めているのではないか。かつて報じられたLINEの文面を見ても、上原さんだけが前のめりになっている印象が強い。「子供欲しい」と言う男性側の発言に、「2人の子供作ろうね」「早く会いたいね」と連投したが、相手は明確な返事をしていない。「勢いで物事考えたくない」など慎重な返信が来ても、上原さんはどこ吹く風で好き好きアピールを重ねていた。
突き詰めて問題を解決するのが苦手というのは、ストレスや問題の言語化が下手だということだけでなく、思い込みだけで突っ走る感情的な性格も影響しているのではないか。その場限りの感情に揺さぶられやすく、「好き・嫌い」だけで動いてしまう。でもその不器用な姿に、「助けてあげないと」という庇護欲をかきたてられる男性も多いのだろう。それが彼女や広末さんの、幸運でもあり不幸なところでもあるのかもしれない。
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