大谷翔平はホームランダービーに出場しなくてよかった イチロー、トラウトも嫌ったのに得意にする選手の実名
スポーツ報知(電子版)は7月5日、「大谷翔平、二刀流出場断念、本塁打競争も不参加へ『ピッチングは今日で厳しくなった』 右手中指負傷で」の記事を配信した。この日(日本時間、以下同)、エンゼルスの大谷翔平(29)は、パドレス戦に3番・投手で出場。だが、6回途中で右手中指のマメと爪の影響で緊急降板した。
***
【写真を見る】大谷を虜にしていると噂の美人レポーター、エリカ・ウエストン譲との2ショット
アメリカのメジャーリーグ(MLB)では7月11日にホームランダービー、12日にオールスター戦が予定されている。
大谷は投打両方で選出されているが、6月28日のホワイトソックス戦で2番・投手で出場した際に爪が割れ、7回で緊急降板していた。
7月3日のダイヤモンドバックス戦で大谷は31号ソロを放ち、ホームラン数はMLBの両リーグでトップ。だが爪の状況や疲労の蓄積を心配する声も強く、ホームランダービーに出場するのかしないのか、注目を集めていた。
5日のパドレス戦が終わると、大谷は報道陣の取材に応じた。スポーツ報知の記事から引用させていただく。
《「投げない方向で行くとは(思う)。ちょっと無理なので。ピッチングは今日で厳しくなったんじゃないかなと思うので、出られるところでなるべく出たいですし、頑張りたいなと思っています。(ホームラン)ダービーも出られないですかね、今日の感じだと」》
そして大谷は8日のドジャース戦で32号ホームランを放ち、シーズン前半戦を終えた。MLB評論家の友成那智氏は「大谷は2021年のホームランダービーに出場しましたが、その影響で後半戦の打撃成績は失速してしまいました。爪の負傷で投手としての登板を回避しただけでなく、ホームランダービーに不出場というのは当然の決断だと思います」と言う。
「MLBのホームランダービーは4分間、球数無制限でバットを振り続けなければなりません。バッティングフォームが崩れるという指摘が多いですが、何よりも体力の消耗が激しいのです。中継をご覧になった方ならお分かりでしょうが、ほとんどのバッターが4分後、肩で息をするほど疲れてしまいます。21年の大谷は1回戦で敗退しましたが、それでもシーズン後半に影響が出るほど、調子を落としてしまいました」
ネビン監督の「不安」
21年の大谷は前半戦で33本のホームランを放ち、今シーズンと同じく両リーグトップの成績だった。
ところが後半戦に入ると、7月29日から8月10日まで13試合連続ノーアーチを記録するなど失速。敬遠も飛躍的に増加し、最終的にはホームラン46本。アメリカンリーグで3位という結果に終わった。
チームも後半戦での悪影響を心配していたようだ。スポニチAnnexは6月30日、「大谷の本塁打ダービー、ネビン監督言及にファン『出場すべきでない』『ルール変更すれば』」の記事を配信した。
記事の内容は、エンゼルスのフィル・ネビン監督(52)が報道陣に対し「既に(本塁打)ダービー(の出場)は断っていると思うよ」と漏らしてしまったというものだった。
《多くの選手が感じていることだと思うが、あのフォーマットはリーグとともに(ファンには)人気があるが、参加した選手はそこから立ち直れない選手もたくさんいる。あれは私を不安にさせるものだ」》
ネビン監督も友成氏と同じ見解ということが分かる。実際、ホームランダービーに出場しないことで知られているスラッガーも少なくない。
[1/2ページ]