札幌“頭部なし遺体” 60代被害男性は「スカートをはいていた」 強まる「犯人男性説」

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 北海道・札幌市のホテルの客室で頭部がない遺体が見つかった事件の発生から1週間が経過したが、未だ解決には至っていない。殺害された60代男性は女装が趣味で、当日もスカート姿でホテルに入っていた。犯人と思われる「女性の格好をした人物」も「男ではないか」という声が大きくなってきた。

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地元紙も被害者の「女装」を報道していた

 7月9日、NEWSポストセブンが、被害男性が事件直前までいたディスコイベントで女装していたことを報じた。男性の女装について、地元メディアは数日前から把握していたという。

「イベント会場から出てきてホテルに向かうまでの防犯カメラにも、男性の女装姿ははっきり映っていた。ただ、遺族に配慮するようにとの警察からの要請でこの情報はあえて伏せて報じてきたのです。一部民放が防カメに映る男性をモザイク処理していたのもこれが理由。身元が判明した直後は実名で報じられたものの、すぐに匿名に切り替わったのもこうした事情を汲んでのことでした」(地元メディア関係者)

 実はポストセブンに先立って、7月7日に地元紙・北海道新聞も男性の女装に触れていた。ただ、男性と被疑者が合流するまでの様子を書いた1000文字程度の文章の中に〈この時、2人はいずれも女性とみられる服装だったという〉という一文が、紛れ込むように入っていただけだった。

「こんな書き振りではほとんどの人が読み飛ばしたでしょう。気づいた人も誤植を疑ったかもしれません」(同)

“宇宙服”から白いブラウスに着替えていた

 男性は事件当日、午後4時から10時まで、現場から約250メートル離れた会場で開かれていたディスコイベントに一人で参加していた。この時は、上下セパレートで、宇宙服のような銀色の光沢のある衣装をまとっていた。

 ディスコから出てきた時は、上は半袖の白いブラウスで、下は膝上くらいのスカート。黒いストッキングで厚底の黒い靴を履いていた。

「40代くらいにしか見えない若々しさがあった。男性は日頃から女装を趣味にしていたようです」(同)

 10時20分頃、男性はディスコからホテル方向へと一人で歩いて向かった。35分頃に「スーツケースを引いた人物」と待ち合わせ、そこで数分間立ち話をした後、50分頃、二人でホテルにチェックイン。その後、室内で殺害された。

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