「心臓ロボット手術」の驚くべき進化 費用は数百万円から数万円にダウン、将来は“日帰り”も

ドクター新潮 ライフ

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胸を切り開かず1円玉サイズの穴を開けるだけ

 心臓手術といえば、患者の安否を気づかう家族が、手術室の入り口まで見送るのが常。メスで胸を切り開くハードな外科治療を伴うからだ。だが医療技術の急速な進歩により、近年は2、3時間という短時間の心臓手術も可能になった。術後回復が早い患者なら、入院3日ほどで病院を退院して、鼻歌まじりで帰宅できるのだ。

 さらには「白内障」や「前立腺肥大症」などの手術と同様に、心臓手術もやがて日帰りに……と語るのは、「チーム・ワタナベ」を率いる渡邊剛医師(「ニューハート・ワタナベ国際病院」院長=東京都杉並区)だ。...

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