元KAT-TUN「田口淳之介」が初めて明かす 「逮捕で“人生が終わった”と思った僕が、障害者支援に乗り出す理由」

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 ジャニーズ事務所の期待を背負い、華やかな舞台で活躍したアイドルによる突然の逮捕と転落劇――。その元アイドルがいま、奈落から這い上がり「意外な新事業に乗り出す」という。当人を直撃すると、滔々と過去と現在、そして新ビジネスへの熱い思いを語った。(前編・後編のうち「前編」)

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「最近は、月に1回行っているライブのほか、麻雀教室を主宰して生徒に教えるかたわら、プロ雀士として大会にも出場しています。週末は各種イベントに出るなど、ありがたいことに忙しい毎日を過ごさせてもらっています」

 落ち着いた口調でこう話すのは、人気アイドルグループ「KAT-TUN」元メンバーの田口淳之介だ。芸歴24年、今年で38歳になる田口だが、実は7月3日に新しく会社を立ち上げたばかりという。

「僕が代表取締役を務める『株式会社ロイヤルボード』を先日、設立しました。今秋をメドに熊本県に軽度障害者のための就労支援施設をオープンする予定で、ロイヤルボード社はその運営会社となります。すでに熊本市を中心に物件を選定中で、決まり次第、2~3か月で開業へと漕ぎつける運びです」

“なぜ、熊本なのか?”と問うと、「理由は2つある」という。

「実は2016年の熊本地震が起きた時、僕はたまたま現地にいて“震度7”の激しい揺れに恐怖と不安を感じ、震えながら過ごしました。この年はちょうど、僕がジャニーズ事務所を退所した年ですが、一個人として震災に直面し、その後の復興に向けた過程では多くの地元の方々に支えられ、交流も生まれました。支援活動に一緒に奔走するなどした、熊本の人たちとの縁はいまも切れずに続いており、僕にとって熊本は“第二の故郷”といっていい存在です」

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