【らんまん】“ヤバ藤”で注目、伊礼彼方は第2のディーン・フジオカになるかもしれない
6月16日放送の連続テレビ小説「らんまん」(NHK総合)は、世帯視聴率が17・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、これまでの最高記録を更新した。その理由として、神木隆之介(30)、浜辺美波(22)、そして伊礼彼方(いれい・かなた=41)の“三角関係”が出色であり、視聴者が高く評価したことが挙げられている。
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【写真を見る】「私の妻というだけで女ではなか」 “ヤバ藤”こと「伊礼彼方」の気迫と対照的な「浜辺美波」
主演の神木が演じるのは“日本の植物学の父”と言われる牧野富太郎(1862~1957)をモデルにした槙野万太郎だ。担当記者が言う。
「浜辺さんは主人公の万太郎が一目惚れするヒロイン役の西村寿恵子、伊礼さんは元薩摩藩士の実業家・高藤雅修を演じました。この高藤という役は、妻がいるにもかかわらず寿恵子を狙う、文字通りの“恋敵”です。人気者の神木さんと浜辺さんが視聴者に支持されるのは当然ですが、伊礼さんの演じる高藤は『私の妻というだけで女ではなか』などと鹿児島弁で暴言を吐く強烈なキャラクターで、“ヤバ藤”というあだ名も定着しました。しかし、単なる悪役ではなく、その見事なルックスというギャップが絶妙で、Twitterなどでは絶賛の嵐です」
以前から伊礼を知るファンからすると、ミュージカル俳優というイメージが強いかもしれない。2019年と21年に「レ・ミゼラブル」、22年に「ミス・サイゴン」、そして今年の夏は「ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル」に出演と実績を積み重ねてきた。いずれも屈指の人気作だ。
特に19年の「レ・ミゼラブル」では第27回読売演劇大賞の男優賞にノミネート。《歴代のミュージカルスターが演じた「レ・ミゼラブル」の警官ジャベール役。「演技が達者で歌唱力が安定している。役柄の生い立ちの陰まで見せた」》と高く評価された(註1)。
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