なでしこ代表を外れた天才・岩渕真奈が語ったドイツW杯 「力が足りなかった」(小林信也)

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 岩渕真奈の名を最初に聞いたのは16年前(2007年)、日テレ・メニーナの中学生がトップチームの日テレ・ベレーザに登録され、「なでしこリーグでデビューした」と話題になった。

 さらに08年のFIFA U─17女子W杯で真奈は世界を驚嘆させた。目を見張るドリブル突破から自らゴールを決め、メッシやマラドーナと並びたたえられた。日本代表は準々決勝でイングランドに敗れたが、FIFAは真奈を最優秀選手に選んだ。

 その“天才少女”に親近感を抱いたのは、彼女が私の自宅のすぐ近くに住んでいると知ったからだ。...

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