就職活動中の筒香嘉智に運が向いてきた…MLB復帰を画策する「敏腕代理人」の強力バックアップも
敏腕代理人はこの人
紹介が遅れたが、今季のペナントレースの特徴と筒香のMLB復帰願望をマッチングされた敏腕代理人とは、ジョエル・ウルフ氏(53 )。米大手エージェント会社「ワッサーマン・メディア・グループ」の野球部門代表で、ダルビッシュ有、鈴木誠也などの日本人メジャーリーガーの代理人でもあり、自身も一塁兼外野手としてマイナーで6年間プレーした選手OBでもある。
さらに、カリフォルニア大ロサンゼルス校で学士号を、さらに「ロヨラ・ロースクール・ロサンゼルス」で法学博士号も取得したインテリでもあり、ヤンキースのジャンカルロ・スタントン(33)、カージナルスのノーラン・アレナド(32)などのスター選手も担当している。
「ワッサーマン・メディア・グループ」について補足すれば、NBAの八村塁(25)も同社の顧客で、ロサンゼルス・レイカーズと3年5100万ドル(約74億円)での残留契約もまとめてみせた。
「MLB、NPB、NBAのスター選手を多数抱えており、ドイツのボクシングプロモーション会社を買収するなど、同社のスポーツマネジメント活動は世界規模です。同社がMLB球団に売り込みをかけてきた際、球団はその対象選手だけではなく、同社と契約する全選手の去就を意識しながら話 をしている様子も見受けられます。でないと、オフのフリーエージェント市場で出遅れるというか…。東京ヤクルトのドミンゴ・サンタナ(30)も同社のクライアントですよ。だから、米国では筒香が日本球界に復帰するなら、エージェントつながりで、去年の三冠王・村上宗隆(23)が不振で苦しむヤクルトじゃないかって予想されていました(笑)」(前出・同)
ヤクルト入りの真偽はともかく、ウルフ氏がMLBに強い影響力を持つ代理人であることは間違いないようだ。故障者続出の各チームの状況を見てみると、もっとも深刻なのは。大谷翔平(29)のいるエンゼルスだ。
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