金の延べ板など4億8千万円を寄付した箕面市の87歳 「自宅以外の資産は家族に残さない」
時価にして約3億円相当の金とプラチナの延べ板30キログラムを、大阪府箕面市に寄付した“究極の終活”が話題だ。実行したのは地元の料理人として一代で財を成した中嶋夏男さん(87)。堅実に稼ぎ豪快に使う。そんな半生を語ってくれた人生の大先輩から、われわれが学ぶべきことは何だろうか。
「箕面で長年商いをさせていただいて、ためた金を地元の人々に還元できたらと。人の命を救える救急車などを買ってもらえたらうれしい」
と話すのは、中嶋さんご本人。実は自宅のある箕面市以外にも、多額の寄付を行った先があるという。...