ABEMAの甲子園中継、解説は誰が適任? W杯では本田圭佑効果で視聴数2400万超を記録

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解説は誰が適任?

 ただ、ABEMAの懐具合は決して温かくはない。

「ABEMAを運営するサイバーエージェントは昨年10~12月期の決算で、サッカーW杯カタール大会の莫大な放映権料によりメディア事業は93億円もの営業赤字を計上。2016年のABEMA開局以来7年連続の赤字となりました」

 はたして勝算は?

 答えは、W杯にあった。

「W杯は本田圭佑の現役選手ならではの、それでいて応援団ばりに熱い解説が話題になり、視聴数は過去最高となる2400万超。MLB中継などもそうですが、ABEMAは既存の地上波中継とはテイストが違う、少しはっちゃけた実況、解説がウリなんですよね」

 となると、甲子園の解説は誰が適任か。

「甲子園レジェンドの松坂大輔とか? “ハンカチ王子”で一世を風靡した斎藤佑樹も、プロ野球解説未経験なだけにフレッシュ感がある。本田圭佑のように面白いかは別ですけどね」

デイリー新潮編集部

週刊新潮 2023年7月6日号掲載

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