24年間で2万本出演…44歳「セクシー男優のレジェンド」が語る引き際とセカンドキャリア 韓国でYouTuberデビューも

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 セクシー男優にもスポーツ選手同様、引き際がある。いま、それをひしひしと感じながらセカンドキャリアに向けた挑戦を始めているのが、森林原人氏(44)だ。業界一筋24年間の“レジェンド”が限界を感じたのはどういう瞬間だったのか。そして、これから思い描く未来とはーー。

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1現場「1万円」のエキストラからスタート

 振り返れば24年前、まだVHSしかなかった時代からのスタートでした。男優業は裸一貫から成り上がっていく世界で、最初にもらえるギャラは5,000円とか1万円。いわば、これが一生後ろ指指される労働の対価として得られる「最低の賃金」なわけです。

 ただし、スキルアップし売れればそれなりの高収入も手にできます。適正と呼ばれるセクシー動画の世界で顔出しして活躍している男優はせいぜい100人くらいで、希少価値が高い。とは言っても、女優さんと違って男優の1本単価のギャラは最高ランクでも10万円で、現場を数多くこなすことで収入を積み上げていきます。

 最盛期は1日2~3の現場を回るのが当たり前で、1カ月で50~60の現場をこなしていました。業界で男優としての最高峰の目安と言われる年収3000万円も到達できた。ただ40歳を過ぎたあたりから現場が徐々に減ってきて、今は月に30以下にまで半減しています。なぜ減ったのかと言えば、ひとえに体力、年齢という壁。40歳を過ぎた頃から以前のようなパフォーマンスができなくなってきた結果、呼ばれなくなってきたのです。

 30代の頃は、どんな相手や場面でも仕事をこなせる自信がありました。集中力をコントロールすることで、交感神経と副交感神経を行ったりきたりさせたりして、針の穴に通すくらいの感覚でアレの“着地”を決めてこれた。1日で5現場13発が最高です。体操選手の内村航平さんが涼しい顔をして連覇していたような時代が僕にもあった。ただ、もういいかげん終わりかなと考え始めています。

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