「長女が大川隆法総裁を呪い殺した」幸福の科学内に不穏なうわさが… 長男・宏洋氏は「2代目総裁は長女で決まり」

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「総裁にならなくても…」

「教団内では咲也加が(隆法を)呪い殺したということになっているそうです」

 先妻のきょう子さんはそう明かす。

「咲也加が書いた本を支部から引き取って捨てさせている、と関係者から聞いていました。また、呪い殺した、という話を流したのは後妻さんではないか、ということも……。咲也加が軟禁状態にある、との情報もあったので警察にも相談したのですが、彼女はもう成人なので強制的に調べることはできない、と言われてしまいました」

 しかし、今回、遺言書が「検認」されたことで、

「咲也加は解放されると思いますので、安心しました。著作権を全て受け継ぐ彼女は教団の行動を止められます。今、教団内で行われている“復活の祈り”も止められます。大川隆法の経文を“復活の祈り”で使うためには著作権者である咲也加の許可が必要ですから。咲也加は今後、総裁にならなくても強い影響力を一生持ち続けます」(同)

教団が“フリーズ”している理由

 とはいえ、彼女が安泰かというとそうともいえず、

「咲也加に継がせない、あるいは継がせたとしてもすぐに辞めさせようとする勢力と、咲也加側はもめると思います」(元信者)

 宗教ジャーナリストの藤倉善郎氏もこう指摘する。

「隆法の死後4カ月ほどたった現在も教団が“フリーズ”した状態にあるのは、咲也加を“妖怪お多福”にした死の直前の霊言と遺言書の内容が矛盾していてどうしたらいいか分からなかったからではないでしょうか。教団の幹部連中としては、うまく咲也加を言いくるめながら、未亡人の紫央を担いで隆法の霊言を守っていく方がやりやすいのではないかと思います」

 迷える巨大教団はどこへ向かうのか――。

週刊新潮 2023年7月6日号掲載

特集「『長女が総裁を呪い殺した』 教団内に不穏な噂が… ついに親族に開示『大川隆法』遺言書は『幸福の科学』をどこに導くのか」より

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