公安部警察官が「まあ、捏造ですね」「捜査員の欲でそうなった」前代未聞の証人尋問で明らかになった不正捜査の数々【大川原化工機事件】
2020年3月、警視庁公安部は機械メーカー「大川原化工機」(本社・神奈川県横浜市)の大川原正明社長ら幹部3人を「武器に転用できる噴霧乾燥機を中国に不正輸出した」との外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑で逮捕した(後に韓国向けも追加)。だが、東京地検は初公判の4日前に突然、起訴を取り消し、東京地裁は公訴を棄却、刑事裁判は終了した。違法な逮捕や長期勾留などによって損害を受けたとして、大川原社長らは東京都と国に賠償を求めて提訴。その裁判の中で、警察官から驚きの証言が上がった。...