「日韓併合は豊臣秀吉の侵略戦争の続き」という「赤旗」の歴史観は間違っている――朝鮮史研究者が指摘する「知られざる史実」
歴史の教訓に学ぶことは大切だが、その土台となる歴史が正しいものであることが前提だろう。
たとえば日韓併合の際に、寺内正毅統監が「小早川加藤小西が世にあらば今宵の月を如何に見るらむ」という歌を詠んだことを根拠に、「日韓併合は豊臣秀吉の侵略戦争の続き」とする歴史観があるが、これは「歴史の教訓」になりうるだろうか。
朝鮮史の研究者で、フェリス女学院大学教授の新城道彦さんは、寺内が詠んだ歌の真意はまったく別のところにあると指摘する。...