秋篠宮さまと宮内庁との「ギクシャクした関係」が見えた「佳子さまはひとり暮らし」の説明

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天皇ご一家は8億7000万円

「もう少し具体的に説明した方がよいのではといった指摘が出ていますね。どれくらいコストカットできたかはもちろん、そもそも、なぜ計画を途中で変更する必要があったのかということにも踏み込んでもらいたかったとの指摘も。このあたりは今後、秋篠宮さまの誕生日会見の折になど、明らかにされるのかもしれませんが」(同)

 ちなみに、2年前に完了した天皇ご一家のお住まいの御所の改修費は約8億7000万円。単純に比較はできないが、もう少し踏み込んだ説明が必要だというのもわからないではない。

 別の記者によると、

「結果論になりますが、もっと早い段階で“当初のプランを変更し、佳子さまはひとり暮らしをされる”と説明していてもよかったのかなとは思いましたね。このあたりの背景には秋篠宮さまご一家とご一家を担当する皇嗣職とのコミュニケーションがうまく行っていないということも当然あるかもしれません」

 この記者は、過去にも同様とは言わないまでも、似たようなことが少なくとも2つあったと振り返る。

大嘗祭と伊勢神宮参拝

「2018年の誕生日会見で、天皇の代替わりに伴って行われる大嘗祭について、“宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか。(そのことを宮内庁長官らに伝えたが)聞く耳を持たず、非常に残念なことだった”と秋篠宮さまが述べられたことがありました。皇族方が公然と事務方を批判するのは異例のこと。この時は皇嗣職でありませんが、秋篠宮さまと事務方との関係修復はかなり難しいと感じた記憶があります」(同)

 そしてもう1つが、2022年4月の「伊勢神宮などの参拝」だ。

「秋篠宮さまは紀子さまを伴い、皇嗣になられたことを報告するために伊勢神宮などを参拝されましたが、この時、東京から三重、奈良、京都、大阪を訪れるにあたり、使われた交通手段はクルマでした。皇室の泊りがけの移動では異例のこと。当時はコロナ禍で、鉄道を利用すると見物人が集まって『密』の状態ができてしまう可能性があり、秋篠宮さまはそれを是とされず、クルマでの移動を判断されたということでした」(同)

メリットよりデメリット

 側近や幹部は「電車が良いのではないでしょうか」と伝えたそうだが、結果的に「4日間で約800キロのクルマの旅」となった。

「側近らは、クルマによる移動のリスクについて進言したということです。運転や警備について相当な負荷がかかることについて具体的に説明したようですがね。そうした意見が受け入れられなかったということもあって、宮内庁の中や警備等の関係者には不満を感じる者もいて、メリットよりデメリットの方が遥かに大きかったという声が上がっていました」(同)

 秋篠宮ご一家と事務方とのギクシャクした関係が続いているのだとしたら、憂慮すべき事態だろう。

デイリー新潮編集部

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