新橋「ビル爆発火災」 現場ビルの飲食店員が明かした恐怖の瞬間「仕込みの真っ最中に“ドカーン”という爆音」「1時間ほど前から交差点でガスの匂いが…」

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“ガス臭いな”

 さらに、近隣で薬局を営む男性によれば、

「“ドーン!”という音が聞こえた直後、ビルが崩れ落ちたかと思うほどの揺れがあってね。何が起きたか見当もつかなかった。慌てて外に出てみると、現場のビルは道路を挟んで向こう側なのに、こっちの交差点まで白い煙が流れてきていました。地面を這うような、淀んだ煙でしたよ。最近、この辺りはコロナの影響で店舗の入れ替わりが激しく、ようやく客足が戻ってきたので新規テナントの内装工事が多いんです。工事の影響でガス管を傷つけて、爆発したのかと思った」

 警視庁によると、負傷した現場のカフェバー店長は、「タバコに火を付けようとしたら爆発した」と話しているという。

 一方、冒頭に登場した、現場のビル1階の飲食店員はこう語る。

「実は、爆発の1時間ほど前の午後2時20分頃、店から100mほど離れた交差点まで来た時に“ガス臭いな”と思ったんですね。自分も飲食店で働いているので、ガス漏れにはかなり気を付けています。それだけに、店の外でもガスの匂いがしたのは気懸りでした」

 もし、あと数時間、爆発が遅れていたら……。あわや大惨事の爆発火災。まずは、その原因究明が急がれる。

デイリー新潮編集部

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