ヘンリー王子とメーガン妃は「被害者の物語」を捨てられるか 「28億円」巨額契約の解消で迫られるイメージチェンジ
過去の切り売りはやめてイメージを変えるべし
「公爵夫人(メーガン妃)が本当に必要としているのは完全なブランド変更」としたのは、英紙「デイリー・テレグラフ」の副編集長カミラ・トミニー氏。長く王室担当を務める大物ジャーナリストだ。トミニー氏は、5月下旬にニューヨークで発生した“カーチェイス”騒動で夫妻の英国内人気がさらに下がったことも踏まえ、「大きな問題は、被害者の物語がもはや機能しなくなっていることだ」と断言した。
「ハリー&メーガン」やヘンリー王子の自叙伝『スペア』など、これまで話題を呼んだ“コンテンツ”は「被害者の物語」。そんな過去の切り売りはやめてイメージを変えろ、というごもっともな意見には、PR業界も賛同しているようだ。
「夫妻は、スキャンダルの分野で道が尽きてしまったのだろう」
「王室との関係を掘り下げるのはやめて、長続きして信頼できるブランドを構築する時期」
「(自分たちが)コンテンツになるのではなく、作る側になって表舞台から離れる必要がある」
「デイリー・メール」などの英タブロイド紙は、PR専門家たちのこんな分析を伝えた。“夫婦そろってイメチェン”をする場合、モデルとして多く挙がったのはデヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻。その際に有望なビジネスツールとなるのは、かねて再開が噂されているメーガン妃のライフスタイルブログ「ザ・ティグ」だという。
「メーガン妃の『ザ・ティグ』は、新しい『プーシュ』(コートニー・カーダシアンのライフスタイルブログ)や『グープ』(グウィネス・パルトロウのライフスタイルブランド)になる可能性がある。ヴィクトリア・ベッカムのようにソーシャルメディアを活用してファンとコミュニケーションを取るようになれば、彼らは無視できない存在になるだろう」
ただし、このイメチェンはヘンリー王子にかかっているとも。
「メーガン妃がライフスタイルに関する道を歩むとしても、明るい未来であり続けるだろう。彼女にはそれができる。しかし、ハリーはデヴィッド・ベッカムではない」
「彼は過去に囚われたままだ。依然として彼が聞き手を見つけることができる唯一の話題であるにしても、永遠に続くわけではない」
ヘンリー王子は大手出版社と計4冊の出版契約を交わしている。その第1弾が『スペア』だが、果たしてこの暴露路線を続けるのだろうか。
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