石原伸晃元自民党幹事長の不出馬表明にブーイング 「やはり明智光秀は許されない」の声しきり

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「最後は金目」「ナマポ」

「その後、安倍政権下では大臣を務め、小所帯ながら派閥の領袖にもなりましたが、当時から首相への意欲を失っていたのか緊張感が伝わってこなかったですね。当時の総裁を押しのけてまで権力に執着した姿はいったい何だったのかという印象もありました」(同)

 そのせいか、「最後は金目」とか「ナマポ」などといった失言が繰り返し発せられたのかもしれない。

「霞が関では、良くも悪くも欲のない人との評価が定着しており、指示は細かくなくてパワハラ的でもないので官僚らは“与しやすい”大臣だと見ていたようです。世襲でサラブレッドを自認してきた本人としては、明智光秀呼ばわりは不本意だったことは間違いないでしょう」(同)

 もちろん2年後に参院議員として再起し、憲法改正などの懸案に関与する可能性もあるだろうが、現時点では、この鞍替えに対して好意的な声は小さい。それもこれも、あの「平成の明智光秀」と目された一件が尾を引いているとすれば、裏切りの代償は大きかったということになる。

「今回も地元で長年応援してくれてきた支援者への裏切りとも取れます。憲法改正を目指すために、衆院ではなく参院でなければならない必然性は無いわけですから、なかなか理解されにくい行動だなと思いました」(同)

デイリー新潮編集部

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