春ドラマ「ベスト3」 木村拓哉「教場0」 最終回で回収された第1話の伏線に唸らされる

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 春ドラマが次々と最終回を迎えた。面白い作品が多かった。そのうち、プライム帯(午後7時~同11時)の作品の中からベスト3を選ばせていただきたい。

 まず脚本が良かった。人気ミステリー作家・長岡弘樹氏による小説を、フジ「踊る大捜査線」(1997年)などを手掛けたベテランの君塚良一氏が脚色しただけのことはあった。

 春ドラマには刑事ドラマが5本あった。ほかの4作品は刑法や刑事訴訟法を度外視したが、この作品は法を守った。刑事ドラマが法に従おうとすると、それが足枷となり、ストーリーづくりは難しくなるが、その分、リアリティは高まる。...

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