人工甘味料で「脳卒中」「糖尿病」リスク、WHOが警鐘 トクホ食品にも要注意

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必ず商品の成分表示を確認

 昨年3月、消費者庁は「人工甘味料不使用」などの表示を禁じるガイドラインを出した。それらを使用している食品メーカーには好都合になり、他方、われわれは人工甘味料不使用の商品を探しにくくなったわけだが、

「そもそも『人工甘味料不使用』などという表示は不必要です。商品の成分表示を見て、食べてはいけない、食べたくないものがあれば買わなければいいのです」

 そう話すのは、厚生労働省第8版食品添加物公定書作成検討会構成員で元鈴鹿医療科学大学薬学部客員教授の中村幹雄氏である。

「私は、義務教育とは生きるための教育だと考えています。子供が自分を守るために、義務教育の段階から“食品を買う時には表示を必ず見て、食べてはいけないものが入っていないかどうか確認すること”を教える必要があると思います」

 それを皆が徹底するようになれば、健康を害する恐れがある原料を使用している商品は、おのずと店頭から排除されるはずだ。

週刊新潮 2023年6月29日号掲載

特集「日経が一面で報道 『脳卒中』『糖尿病』リスクにWHOが警鐘 それでも『人口甘味料』を使い続ける『食品メーカー』に騙されるな」より

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