西武が“暗黒期”突入か…主力流出に高齢化、不祥事多発で「長期低迷」の危険性

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かつての“山賊打線”は鳴りを潜め

 ロッテ、オリックス、ソフトバンクの3球団が熾烈な首位争いを繰り広げている今年のパ・リーグ。その一方で、昨年優勝争いを演じた西武が苦しんでいる。4月終了時点では「貯金2」とシーズンの滑り出しは決して悪くなかったものの、5月以降は早くも失速。6月には7連敗を喫し、セ・パ交流戦でも単独最下位に沈むなど、楽天と最下位を争う苦しいシーズンとなっている。【西尾典文/野球ライター】

 特に、深刻なのが得点力不足だ。チーム得点190(6月26日終了時点)は、パ・リーグ最下位で、かつて“山賊打線”と恐れられた迫力はすっかり消えている。...

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