共産党で22年居座る「志位委員長」後釜の本命候補は女性議員 順調に行けば来年1月にもトップへ

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フレッシュさで

 問題は解散総選挙がいつ行われるかということになるわけだが……。

「こればかりはどうなろうと良いというポジティブ思考で考えようということになっているようです。現在の志位委員長・小池晃書記局長体制で選挙に臨むことになれば“敗北の責任を取って”身を引いて次世代に引き継ぎやすい。新体制になってからの解散であれば、フレッシュさを1番の売りにして存分に闘ってもらう。つまりどちらでもよいと前向きに考えておこうということでしょう」(同)

 フレッシュさで勝ち抜けるほど選挙は単純ではないだろうが、それでも「党始まって以来の女性党首」は、ある程度売り要素になるかもしれない。

「ただ、アンチ与党の受け皿はいくつもあり、しかも主張する政策の実現性を考えると共産党に投票しても、実現の見込みは限りなくゼロに近い。そんなことばかりを主張している共産党は、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを追求する世代には、効率が悪いと受け止められるかもしれませんね。”初の女性“といった要素だけでは早晩、田村氏も飽きられるでしょうから、その後は、書記局長として経験を積むであろう山添氏が受け継ぐと見られています」(同)

 もちろん、その選出のために党員投票が行われないのはいつものことである。

デイリー新潮編集部

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